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要注意!季節の変わり目はお肌が荒れる?|季節別おすすめのスキンケア法

いつものスキンケアをしているのに、なんだかお肌の調子がおかしい・・・

化粧水がお肌にしみる。成分がお肌に合っていないのかな?

なんて感じたことはありませんか?

お肌のバリア機能の乱れによって、水分バランスが崩れ、化粧水がしみている可能性があります。

では、考えられる要因は何でしょう?

それは、単純に化粧水の成分がお肌に合っていないことや、ストレス、環境の変化など。

誰しも、お肌の調子が乱れるのは防ぎたいことですよね。

特に季節の変わり目はお肌の調子が乱れがち。

今回は、季節に注目してお肌の乱れが起こる原因と対策について考えていきましょう!

季節でお肌の状態が変わるのはなぜ?

季節の変化によって、お肌の水分量が変わるのは、なんとなく予測できますよね。

ただ、どの季節が乾燥しやすいかと聞かれれば、首をかしげてしまう方もいるのではないでしょうか。

では、月別にお肌の水分量の変化を見ていきましょう。

下記の表は、角層の水分量の変化を月別にまとめたグラフになります。

グラフより、6月から9月(夏季)にかけてお肌の水分量が増え10月から2月(秋季、冬季)にかけてお肌の水分量が減ることが言えます。

この結果から、年中、同じスキンケアでは乾燥からお肌を守ることができないということが分かります。

グラフの引用:シロタ株.jp|乾燥の季節、肌を腸内から守る – 乾燥する季節の肌に、おなかからうるおいを! (yakult.co.jp)

気温の変化だけが肌に影響を与えるわけではない?

季節(夏季・秋季)によって肌の水分量に与える影響を調べた研究があります。

藤田、山本、田村、福岡(2008)*によると、

「気温が高くなる夏季には、 体温調節機能が働き発汗皮膚血管の拡張によって熱放散する。 この機能によって間接的に皮膚の水分量が増加する場合がある」。

「一方、 徐々に気温が降下し始める秋季は、 保熱に転じるため発汗が起こらなくなるが、 環境の温度が22℃以上であると目に見えない発汗が起き、 水分量が増加する場合がある」。

「一概に秋季は夏季より水分が少ないとはいえず、 日最高気温が22℃未満の日であればそれ以上の日より水分量が少ない可能性は高い」。

以上の研究結果より、気温の変化で、肌の水分量が変わることが分かり、季節というよりもその日の気温や湿度などの要因の影響が強いということが分かります。

お肌の乾燥要因は環境の影響が大きい

近年、 建物の中では空調設備が整っており、 1年中を通して快適な環境を作っていることから、 単なる気温の要因とはまったく違う環境の影響を受けていることも考えられます。

例えば、 夏は、 冷房によって室温を下げるため、湿度が低下します。

そのため、 夏は 室内に長時間滞在することでお肌が乾燥してしまう場合があります。

よって、簡単に外気温や湿度だけでお肌が乾燥しやすいとは言えないのが現実です。

*藤田友香、 山本 享、田村照子、 福岡義隆. 皮膚に及ぼす気象要素の影響-夏季・秋季について.-地球環境研究, 2008, Vol.10,49-67.

季節別の正しいスキンケア方法とは

春のスキンケア

春は冬からの乾燥や寒さによる影響で、乾燥をはじめとする肌トラブルが起こりやすい時期です。

また、春先は気温や湿度の変化が激しい時期。


日中と夜の寒暖差も大きいため、急激な変化に肌がついていけず、皮脂と水分量のバランスが崩れがちになります。

冬からのケアに引き続き、保湿ケアは入念に行うことが大切です。

夏のスキンケア

気温の上昇とともに皮脂分泌が活発化し、肌は汚れやすくなり、ベタつきなどが出やすくなります。

汗で必要な皮脂まで流れだし、汗を拭うときに物理的刺激を与え、乾燥肌の原因に。

さらに、エアコンの効いた部屋で長時間過ごす、夏バテで栄養バランスが偏るといった夏特有の生活習慣も、肌トラブルを招くので注意が必要です。

汗をかいたことで肌が潤っていると勘違いし、ケアを怠る、ベタつくのが嫌で乳液やクリームを使わないなどをしていると、肌の油分が奪われるので、化粧水+乳液の最低限のケアは怠らないようにしましょう。

秋のスキンケア

暑い夏を過ごし紫外線を大量に浴びた肌は、大きなダメージを受けています。
その結果、シミやソバカス、くすみ、バリア機能の低下による乾燥肌など、さまざまな肌トラブルに。

また、日中と夜の寒暖差が大きくなり湿度も低下し始めるため、環境の変化に肌がついていけず水分と油分のバランスが崩れることもあります

秋は、夏場に受けた紫外線によるメラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐケア、紫外線で乱れた角層に対して角質ケアを行うことがキーポイントです。

冬のスキンケア

冬は気温も湿度も低下するため、空気中の水分量が少なくなります。
相対的に肌の周りだけ湿度が高くなるため、水分蒸散が進み乾燥を感じやすくなるのです。

また、冬の乾燥肌には暖房も大きく関係しています。
加湿をしなければ、もともと低かった湿度はさらに低下し、肌の水分はどんどん奪われていきます。

乾燥がより深まる冬の季節、しっかり潤いを補填するケアをしましょう。

高濃度の保湿クリーム等でマッサージするように、肌のすみずみまでていねいになじませて、念入りにお手入れすることが大切です。

まとめ

季節の変わり目には、お肌の乾燥への影響が多いことが分かりました。

お肌の乾燥は、季節の変化だけが原因ではなく、環境による影響も大きいです。

年中同じケアをするのではなく、その日の気温や湿度に合わせて保湿ケアを変える必要があります。

ただ、季節の変化による肌への負担は計り知れないもの。

季節別のスキンケアをする人こそが、年中同じケアをしている人よりもお肌のダメージを避けられるとも言えます。

季節別のスキンケアでは、春・冬は日中と夜の気温の変化が大きいため、保湿ケアに対する意識が必要となります。

夏は肌が潤うように思って、油断していると実は肌が乾燥しやすい季節。水分バランスが崩れないように日々のお手入れを意識していきましょう。

秋は、夏に受けた紫外線のダメージを受けてお肌が乱れがち。美白ケアを意識しつつ、保湿もしっかりすることが大切です。

いかがでしたか?この記事を通して、日々のスキンケアを見直すきっかけになれたら嬉しいです。